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自治体向けの災害メールサービス開始  コム・アンド・コム    日本気象協会と共同開発


 緊急通報システム開発、発売の株式会社コム・アンド・コム(福岡市中央区天神3丁目、安田実男社長)は8月中に、自治体向けサービス「防災すすめーる」を発売する。
 同社では、企業向けに災害情報配信、安否確認サービスの「ライフメール」を開発、販売している。今回は低価格で導入できる自治体向けのサービスを一般社団法人日本気象協会(東京都、石川裕己会長)と共同で開発し、災害対策の一環として導入を進める。「防災すすめーる」は自治体が加入し、その地域の災害情報を登録した人向けにメールで配信する。配信内容は日本気象協会が発表する警報注意報や地震情報、津波情報、台風情報などの気象情報と、自治体独自の行政情報。安否確認サービスは付帯していない。機能を限定しているため、企業向けのライフメールよりも低コストで導入できるのが特徴。利用料金はサービス規模による。安田社長は「身近な場所で震災が起きた今だからこそ、住民の安全を守るために活用してほしい」と話している。
 同社は2000年2月設立。資本金1億8018万円でソフトバンク・テクノロジー株式会社が11・65%出資している。従業員10人。2015年6月期の売上高は約2億円。福岡県の防災メール・まもるくんの基幹システムを提供するほか、メールを活用したeラーニングシステム「問題めるくる」なども提供している。