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自叙伝を中国と台湾で出版 春義の渡辺康博社長


口コミによる認知度向上により

日本料理店海峯魯、海山邸などを運営する㈱春義(福岡市博多区博多駅東1丁目)の渡辺康博社長は年明けに自叙伝を中国と台湾で出版する。
インバウンドで訪れた観光客による口コミでの認知度向上に伴い、台湾の出版社からオファーされたもの。著書は今年4月に全国で出版した自叙伝「日本料理はなぜ世界でいちばんなのか 私が『吉兆』で学んだ板場道」で中国、台湾の2カ国の書店などで発売する。中国語に翻訳し表紙のデザインは中国、台湾仕用にリメイクする。内容は渡辺社長の料理人としての板場修業体験や、財政を立て直した経営者としての体験談などを綴っている。
渡辺社長は「現地でのサイン会なども予定している」と話している。
同社は2016年11月設立。資本金700万円。売上高6億円(2018年4月期)。従業員148人。飲食店11店舗を運営している。渡辺社長は福岡市博多区出身。1968年2月9日生まれの50歳。九州産業大学九州高等学校卒。大学での講演や料理人、料理長向けの講座の講師を務める。

2018年10月23日発行