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自動駆けつけ介護ロボットを開発  テムザック


愛知の高山商事と共同で

サービスロボットメーカーの㈱テムザック(宗像市江口、髙本陽一社長)はこのほど、介護サポート事業を手掛ける㈱高山商事(名古屋市、高山堅次社長)と共同で、介護施設向けの自動駆けつけ介護ロボットを開発した。
名称は「SOWAN(ソワン)」。タイプ1とタイプ2の2種類で、サイズは人型のタイプ1が幅約40㎝。奥行約40㎝。高さ約136・5㎝。タイプ2が幅、奥行きは人型と同じで、高さは136㎝。入居者の腕に装着した活動量計から脈拍の情報をサーバーへ送信し、継続的に見守る。数値が設定値を超えると、自動で居室まで移動し、入室と同時に映像を録画。職員は遠隔で映像を確認し、SOWANを通じて入居者と会話が可能。オプションで事前に登録された入居者が、施設内を徘徊していると、部屋に戻るよう声かけをする機能や、転倒者を発見すると警報を発してスタッフに知らせる機能などがある。介護ロボット1台、自動引き戸開閉装置10台、活動量計・タブレット端末10台などが付き、価格は基本プラン月額6万6000円(税抜)。11月18日から高山商事が受注受付を開始しており、導入予定の来年6月までに100台を目指し、2020年度内に1000台を予定しているという。テムザックは「まずは来夏の導入に向けて量産を進め、顧客に応じたオプション機能の開発なども力を入れていきたい」と話している。
同社は2000年1月設立。資本金2億8200万円。従業員20人。

2019123日発行