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自動運転技術活用したAI教習システム事業化へ ミナミホールディングス
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自動運転ベンチャーらと協業
南福岡自動車学校運営のミナミホールディングス㈱(大野城市、江上喜朗社長)は、東大発ベンチャーで自動運転技術開発の㈱ティアフォー(東京オフィス・東京都品川区、武田一哉社長)とティアフォーのグループ会社、㈱ブレインフォー(名古屋市、清谷竣也社長)と共同で、「AI教習システム」を開発。事業化に向けて協業する。
「AI教習システム」は自動運転技術を活用した運転技能検定システムと教習システムからなるもの。ティアフォーが自動運転技術を提供するとともにシステムの開発、ブレインフォーが運転技能検定における評価モデルの研究開発、ミナミホールディングスがティアフォーと共同でシステムとコンテンツの開発ならびにシステムの導入支援を担う。
ティアフォーが自動車教習用のシステムに技術提供するのは初めて。
9月28日に大野城市の南福岡自動車学校で、「AI教習システム」を体験できる試乗会も催された。現状では試作段階だが、教習所構内において、AIの案内でコースを回ることができるほか、検定も可能。検定では即座に評価レポートが作成されるほか、録画された動画視聴で運転の振り返りもできる。
江上社長は、「全国の教習所で一番懸念されていることは、需要の減少よりもむしろ教習指導員の人手不足だ」と語り、AI教習システムの事業化で、教習指導員の負担軽減につなげたい考え。
まずは来春めどに、ペーパードライバー講習や企業での安全運転研修といった免許既得者向けの稼働を目指し、2021年冬に高齢ドライバー講習、22年冬に免許取得教習へ稼働拡大を計画する。
2020年10月6日発行