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自動販売機補充担当者向けに高性能タイツを開発、導入  コカ・コーラ ボトラーズジャパンと福岡大学、ミズノ


コカ・コーラ ボトラーズジャパン㈱(東京都港区、カリン・ドラガン社長)は、 福岡大学(福岡市城南区、朔啓二郎学長))とミズノ㈱(大阪市、水野明人社長、以下ミズノ社)と共同で同社グループの自動販売機補充担当者向けに、業務効率化と身体負荷軽減を目的としたコカ・コーラ ボトラーズジャパンオリジナル「アシストタイツ」を開発し、導入した。
働き方改革の推進および健康経営企業としての取り組みの一環で、名称は「アシストタイツ」。福岡大学スポーツ科学部の布目寛幸教授とミズノ社が、自動販売機補充担当者に関する身体負荷や動作分析を約1年間実施。その結果をもとに、ミズノ社はアスリートが練習や試合等でパフォーマンスアップのサポートを目的に使用しているコンプレッションタイプの高性能タイツを考案。自動販売機補充業務全般(特に腰、太もも、ふくらはぎ)の負担軽減効果が期待される。さらに動作分析時にミズノ社製シューズを着用したところ、歩きやすく、疲れが少ないなど業務の負担軽減効果が見られるとともに耐久性も高いことから、今回併せて採用した。導入規模はコカ・コーラ ボトラーズジャパン全エリアの自動販売機補充担当者約4500人で、1人当たりタイツ2枚、シューズ1足を配布した。
アシストツール導入に向けた活動調査や作業動作の分析には、研究室の福岡大学の学生も参加。布目教授は「今回の共同研究の成果が業務の負担軽減につながり、働きやすい環境づくりに貢献できれば」と話している。

2020年8月4日発行