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美野島1丁目に吟麦(ぎんむぎ)使用の飲食店 博多区在住の山中正さん
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週刊経済2021年10月26日発行
県内初出店
福岡市博多区在住の山中正さんは10月4日、同区美野島1丁目に吟麦そば専門店「吟麦製麺(ぎんむぎせいめん)」を出店する。
「体に安全で美味しい小麦粉を使用した麺を作りたい」との思いで、吟麦を開発。同店の吟麦は精製しすぎず、栄養価が高く体に安全で、美味しく食べられるという。現在は、春日の製麺工場で吟麦使用の麺を作っているが、年内に店内で吟麦を搬入、製麺、搬出を展開予定。場所は「マミーズ美野島」向かい。店舗面積は99㎡、客席数は約20席(テーブル席とカウンター席)。メニューは吟麦そば(400円)、吟麦中華そば(600円)、吟麦ざるそば(600円)、辛いつけ麺の吟麦辛そば(800円)など。また同店でサンプルメニューの試作が可能で、一般客以外にも飲食業界関係者が試作品を作り、提供することで顧客の反応が確認できるという。今後は、リクエストメニューや吟麦を使用した餃子なども展開。客単価は7~800円を見込む。営業時間は午前11時~午後3時で、将来的にはモーニング、ディナーの営業も計画している。1階に飲食スペース、2階には事務所を設け、会議室やアルバイト、パート、社員の休憩スペースを備えた。また店外に自販機を設置し、営業時間でも麺の購入を可能にした点も特徴。
山中代表は「吟麦の認知度を上げていくとともに、働きやすい環境を作り、社員、パートの福利厚生を充実させ、飲食業界のイメージを変えていきたい」と話している。
現在、山中代表は「吟麦製麺」のほか、焼きそば専門店の「バソキ屋」を県内に4店舗展開している。近年デリバリーの普及で開業がすすむ客席をもたずに、調理した料理を宅配専門で販売するゴーストレストランへも麺を卸売りしている。