NEWS

美容室の空きスペースシェアサービスをアプリ化 air chair


11月21日

美容室の空きスペースシェアリングサービスの㈱air chair(福岡市中央区天神2丁目、安部虎長社長)は11月21日、美容室と美容師をつなぐアプリ「air chair」をリリースする。
同社は空きスペースを貸し出したい美容室と、施術スペースを探すフリーランスの美容師やネイリストとをつなぐため、Webサイトを開設してサービスを実施してきた。Webサイトの運営と並行してアプリ開発を進め、美容師向けのアプリとしてリリースした。アプリでは美容室側が登録した空席を美容師が検索して予約できる。アプリ登録料は無料。空きスペースの利用料は各美容室の設定により異なるが1時間当たり1000円前後で、アプリ内でクレジット決済する。まずは美容室100店舗、美容師などのユーザー1000人の登録を目指す。今後、上海やニューヨークなど海外でのサービス実施も検討している。同社は「美容室側は空きスペースの貸し出しで利用料を得ることができ、美容師側は復職のきっかけや隙間時間の有効活用につながる。まずは美容室の激戦区である福岡で、サービスを充実させ、将来的には美容室以外のさまざまな空きスペースに応用していきたい」と話している。
同社は、美容室の廃業率が高いことや美容師の離職率が高い現状を踏まえて両者の空きスペース・時間を有効活用するため、システム開発会社を経営していた安部社長と国内外で美容室を経営する左治木雄三IDEA JAPAN㈱社長が今年9月に設立した。資本金900万円。従業員数3人。

2018年11月13日発行