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総額55億円のPIF契約 ミスターマックス・ホールディングス


週刊経済2023年10月17日発行号

福岡銀行、西日本シティ銀行などと

大手ディスカウントストア・㈱ミスターマックスを中核とする㈱ミスターマックス・ホールディングス(福岡市東区松田1丁目、平野能章社長)は9月29日、福岡銀行をアレンジャーとする銀行団(4行)および西日本シティ銀行と、総額55億円のポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)契約を結んだ。
福岡銀行をアレンジャーとしたシンジケートローンは組成金額が35億円。融資期間は5年間。資金使途は運転資金。契約融機関は福岡銀行、北九州銀行、肥後銀行、大分銀行。福岡銀行と㈱FFGビジネスコンサルティングが評価を実施し、評価にかかる手続きのポジティブ・インパクト金融原則への準拠性、活用した評価指標の合理性について、㈱日本格付研究所から第三者意見を取得している。
西日本銀行との契約は融資額が20億円。融資期間は5年間。資金使途は運転資金。西日本シティ銀行と公益財団法人九州経済調査協会が評価を実施し、日本格付研究所から第三者意見を取得している。
PIFは、企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、当該活動の継続的な支援を目的とした融資。企業の活動、製品、サービスによるSDGs達成への貢献度合いを評価指標として活用し、開示情報に基づいてモニタリングし、その活動を支援していくことが特徴。ミスターマックスHDでは「お客様の『普段の暮らしをより豊かに、より便利に、より楽しく』という経営理念のもと、事業活動を通じてサステナブルな社会の実現への貢献に取り組み、企業価値の向上を目指していく」としている。