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総額30億円の地域活性化ファンド組成  筑邦銀行    対象はバイオ、再生可能エネルギーなど


 株式会社筑邦銀行(久留米市諏訪野町、佐藤清一郎頭取)は1月6日、地域経済の活性化を目的とした総額約30億円の「ちくぎん地域活性化ファンド」を組成した。
 同行が地域活性化ファンドを単独で組成するのは初。対象は久留米市や福岡市、北九州市をはじめとした福岡県内のほか、鳥栖市や日田市とその近隣地域の企業や事業体。特にバイオ、医療、介護、アグリ事業など地域の特性を活かした事業のほか、再生可能エネルギーなどの成長分野への新規参入、後継者不足による事業承継などに取組む企業等に融資や出資をしていく。融資については27億円を準備。また、出資については「ちくぎん地域活性化投資事業有限責任組合」に対して3億円を出資する。現時点で対象先を数社見込んでおり今後詰めていく。同行では「成長企業等に対して、融資に加え出資によるリスクマネーの供給も積極的に行い、地域経済の活性化につなげたい」と話している。