総額２億４０００万円の資金を調達　クアンド

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週刊経済2024年7月3日発行号

借入と社債発行で

建設現場や製造現場などに特化したビデオ通話ツールを展開する㈱クアンド（北九州市八幡東区枝光２丁目、下岡純一郎社長）は６月１９日、デットファイナンスによる２億４０００万円の資金調達を実施したと発表した。
㈱三菱ＵＦＪ銀行、㈱日本政策金融公庫、㈱Ｆｉｖｏｔが運営するＦｌｅｘ Ｃａｐｉｔａｌからの借入とＳｉｉｉｂｏ証券㈱を活用した社債発行によるもの。いずれも無担保、無保証、希薄化なしの条件。今回の調達により、借入を含む累計調達額は８億３０００万円となった。同社は、製造業や建設業などの現場に特化したビデオ通話ツール「シンクリモート」を展開。通話しながら現場の対象物を双方向からポインタで指し示す視覚的な機能などを搭載した業務効率化ツールで、調達資金は研究開発費や人材の雇用など事業拡大に充てる。
同社は２０１７年４月設立。資本金６３９０万円。