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総工費18億円をかけて本殿建て替えを計画 鳥飼八幡宮


来春着工、21年10月完成

鳥飼八幡宮(福岡市中央区今川2丁目、山内圭司宮司)は来春から、総工費18億円をかけ境内北側に本殿などの複合建造物を建設する。完成予定は2021年10月。
神社の認知度向上と観光資源の創出を目的としたもの。「鳥飼八幡宮遷宮プロジェクト」として、神社の本殿を新築移転する。建物は3階建てで3階の本殿のほかに、2階には玄洋社の偉人など福岡の歴史人物をAIやCG映像で紹介する博物館、日本茶をメーンにしたカフェ、集会場、1階には納骨堂、葬祭場などの併設を構想している。また現在の本殿で状態が良好な部分は新しい本殿にも利用する。
山内宮司は「日本の神社が減少しているなか、100年後も生き残るためには興味を持ってもらうことからだと考えた。福岡は社寺の数が全国2位と多いこともあるので、当神社を新たな観光地として打ち出すことで信仰につなげていきたい。立地的にも11月開業のマークイズや再開発された六本松エリアの間にあり良好。博多織や高取焼などの文化も伝えていきたい」と話している。

2018年9月11日発行