総合運動公園内に５階建て新病棟を建設　芦屋中央病院

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総事業費は５２億４０００万円

地方独立行政法人・芦屋中央病院（遠賀郡芦屋町幸町、櫻井俊弘理事長）は現在、同町山鹿に５階建て新病棟を建設している。今年６月に躯体工事が完了し、内装・外構工事に着手。開院は来年５月を予定している。総事業費は５２億４０００万円

既存病棟が築４０年超と老朽化していることに伴い、新病棟を新築移転することで病院機能の効率化および最新設備の導入、新たな地域医療連携機能を持つ病棟への転換を図る。場所は芦屋町総合運動公園内造成地。敷地面積は２万２６３０㎡、建築面積は約３９５０㎡、５階建て延べ床面積約１万２８００㎡。病床数は一般病床９０床（内科４５床、外科４５床）、療養病床３２床、今回新設する緩和ケア病床１５床の計１３７床。

１階には外来部門や放射線科、整形外科、リハビリテーション科、栄養科、検査科、医事課、ＭＲＩ室、コンビニなどを配置し、２階フロアは専門外来ほか透析センター、検診センター、手術部門、薬剤部、医局、大会議室など、３階は内科病棟、外科病棟、スタッフステーション、食堂・談話ホール、４階には療養病棟および緩和ケア病棟、スタッフステーションとなる。５階には霊安室、洗濯室、倉庫などを配置する。

総事業費は建築資材および人件費増によるコスト増の影響で、建設事業費が基本計画比３億７０００万円増の４５億２０００万円、道路設備など土木費が同１億８０００万円増の４億４０００万円の計４９億６０００万円。また、備品購入費２億８０００万円（基本計画変更なし）の総計５２億４０００万円となっている。

同病院は１９７６年１０月に開設。２０１５年４月、町立芦屋中央病院から地方独立行政法人芦屋中央病院に移行している。

2017年9月12日発行