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総合療育センターを新築移転 北九州市


総事業費約95億円

北九州市(北橋健治市長)は11月1日、障がいのある子どもたちの療育などを担う市立総合療育センターを同市小倉南区春ケ丘内に新築移転した。総事業費は約95億円。
同施設は1978年に障がいのある子どもの療育や育児相談などを目的に開設した医療機関で、老朽化や3棟から成る拠点の機能集約、高度設備増強を目的に2016年から新築工事が始まり完成した。場所は国立病院機構小倉医療センター東側の市有地。敷地面積約1万3500㎡、4階建てで延べ床面積は前拠点の約1・4倍ある約1万8400㎡。
新施設では肢体不自由な子どもや発達障がいがある人の診察にも対応し、入院設備として病室は全拠点65床増の約165床を備え、うち105床を個室とした。また、婦人科を新設している。さらに、動画関係の最新医療設備なども複数導入しているという。なお、旧センターは今後2棟を改修して小倉総合特別支援学校の校舎として活用する予定。

2018年11月6日発行