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緊急時対応のコール1000台を佐賀市に寄贈 キューオキ


独居老人見守り支援に

電気通信工事、通信機、ОA機器卸売の㈱キューオキ(福岡市南区井尻4丁目、廣島将登社長)は9月、従来から販売している緊急時対応コール「話せるペンダント」1000台を佐賀市に寄贈する。

主に、病院や福祉施設、高齢者賃貸住宅向けに2011年から販売している商品で、緊急時や異常が発生した際に首から下げるペンダント型の子機または無線式押しボタン装置のSOSボタンを押すと、制御装置を通じて管理者やスタッフのPHSや子機、固定電話機、携帯電話に通知する仕組み。無線または既存の電話回線を利用するため各部屋内の配線工事が不要なのが特徴でコール用端末には部屋番号が表示され、通話が可能になる。商品名は「Qコール 話せるペンダント」。

今回寄贈する1000台には、ペンダント型の緊急ボタンを押すだけで消防署に繋がるよう設定されている。今回同社が佐賀市に営業所を開設して40周年、キューオキ佐賀を設立して5周年を迎えるのを機に寄贈。佐賀広域消防と連携を図れたことで実現した。1000台は佐賀市が一人住まいの高齢者を対象に贈る。廣島社長は「本来、緊急時は自身で通報のするのも困難。ボタンを押すだけで消防に繋がり、さらにそこから会話もできるので通報者に確認でき、誤った出動も防ぐことができる。これを機に認知度向上、普及を図りたい」と話している。

2017年9月12日発行