経産省のスタートアップ育成プログラムに選定　クアンド

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週刊経済2023年5月2日、9日合併号

現場の業務効率化ツールで推薦

アプリ、Ｗｅｂ開発、ＤＸコンサルティングなどの㈱クアンド（北九州市八幡東区枝光２丁目、下岡純一郎社長）は４月６日、経済産業省のスタートアップ育成プログラムに選定された。
潜在力のある企業を有識者が選定し、グローバルに活躍するスタートアップの創出を目指す「Ｊ‐Ｓｔａｒｔｕｐ」に選ばれた。同社は、製造現場や建設現場に特化したビデオ通話アプリ「シンクリモート」を展開。通話しながら現場の対象物を双方向からポインタで指し示す視覚的な機能などを搭載した業務効率化ツールが、技術者不足の解消や設備稼働停止時間の削減に貢献し、また日本の技術者が海外で使われている機械設備をメンテナンスする際にも利用していることから世界の市場でも展開が見込める点などを推薦された。選定企業は、政府機関や大手企業との連携支援やグローバル展開支援、資金調達支援など各種サポートを受け、事業拡大や海外展開の機会を得られる。
同社は２０１７年４月設立。資本金６３９０万円。