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経産省の「事業継続力強化計画」に認定 丸信


週刊経済2021年2月23日発行

災害時の人員体制の整備など

食品向け包装資材の販売、シール・パッケージ印刷の㈱丸信(久留米市山川市ノ上町、平木洋二社長)は2月9日、経済産業省より「事業継続力強化計画」に認定された。
中小企業が策定した防災・減災の事前対策に関する計画を経済産業大臣が認定する制度。認定を受けた中小企業は、税制措置や金融支援、補助金の加点などの支援策を受けることができる。計画では主に、「自然災害発生時において、人命を最優先として従業員とその家族の安全と生活および雇用を守る」、「事業の継続および早期の復旧により、顧客への影響など事業への被災被害を最小化する」、「地域の安全などに配慮し、地域生活の早期復興に貢献する」の3項目を目的としている。同社では、自然災害等が発生した場合における人員体制の整備、事業継続力強化に資する設備、機器および装置の導入、事業活動を継続するための資金の調達手段の確保、事業活動を継続するための重要情報の保護などの項目で計画を策定した。
同社では「今後も事業継続を可能とする計画や体制をさらに整備していく。事業継続力強化計画の認定に伴い、SDGsゴールも目指すことができると考えている」と話している。
同社は1968年6月設立、資本金4500万円、従業員数500人、売上高92億3千万円(2020年2月期)。