NEWS

経常益は3・4%増の740億円 ふくおかフィナンシャルグループ


2期連続過去最高益を更新

㈱ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、柴戸隆成社長)の19年3月期連結決算は、売上高に相当する経常収益が前年比3・6%増の2461億1200万円、経常利益が同3・4%増の740億9300万円で、増収増益となった。
利回り低下の影響があったものの、貸出金のボリューム増加や消費性ローンの積上げ、資金調達コストの削減などでカバー。資金利益が前年比37億円増の1562億円となり、利益を押し上げた。本業のもうけを示すコア業務純益では、昨年大きく伸長した投資信託販売手数料が落ち込んだものの、資金利益の増加と経費の削減が奏功し、28億円増の772億円。連結当期純利益は4・6%増の516億4900万円で、2期連続過去最高益を更新した。
今期の経常利益は前年比18・3%減の605億円、4月の十八銀行との経営統合に伴って、1180億円の「負ののれん」益が発生するため、当期純利益は3倍の1585億円を見込んでいる。

2019年6月4日発行