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経常益は3・2倍の8億3500万円 岡野バルブ製造中間期
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週刊経済2024年8月14・21日発行号
採算性向上や人員配置奏功
発電プラント向けバルブ製造業の岡野バルブ製造㈱(北九州市門司区中町、岡野武治社長)の2024年11月期中間連結決算は、売上高が前期比22・6%増の37億7000万円、経常利益が同3・2倍の8億3500万円で増収増益となった。
バブル製造部門で東海第二発電所向けの特定重大事故等対処施設用弁や上越火力発電所2号系列向け弁に加え、国内外の自家発電設備向けの弁販売、原子力・火力発電所向けの取換部品販売が伸びたこと、また利益率の高いメンテナンス部門も好調に推移し2期ぶりの増収。また利益面も増収基調に加え、採算性の高い取り換え部品が占める割合が増加したことや、メンテナンス部門において機動的な人員配置による人的資源の有効性が奏功した結果、営業利益は3・73倍の7億6200万円、純利益は2・5倍の5億9500万円と大幅に伸びた。
通期は売上高が75億600万円(1・3%増)、経常利益が9億8000万円(同7・6%増)の増収増益を見込んでいる。