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経常収益は1・5%増の183億8900万円  筑邦銀行


国債等債券売却益などで増収

㈱筑邦銀行(久留米市諏訪野町、佐藤清一郎頭取)の20年3月期連結決算は、売上高に相当する経常収益が前年比1・5%増の183億8900万円、経常利益が同6・4%減の12億7400万円で、増収減益となった。
貸出金利息や有価証券利息の減少により資金運用収益が落ち込んだが、国債等債券売却益や割賦収入が増加したことで増収となった。利益面では営業経費や不良債権の処理費用が減少したものの、株式等償却を計上したことこら費用が膨らみ、減益となった。当期純利益は4・2%減の8億円。売り上げの大半を占める銀行ベースでは、経常利益が12・2%減の9億3200万円の減益だった。
今期の経常収益は前年比8・4%減の168億4000万円、経常利益は同23・8%減の9億7000万円、当期純利益は21・2%減の6億3000万円の減収減益を見込んでいる。

2020年6月2日発行