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経常収益は1・2%減の87億円 福岡中央銀行


週刊経済2023年5月30日発行号

経常利益は微減の12億円

㈱福岡中央銀行(福岡市中央区大名2丁目、古村至朗頭取)の2022年3月期決算は、一般企業の売上高にあたる経常収益が前年同期比0・2%減の87億3700万円、経常利益が1・2%減の12億5700万円で減収減益だった。
譲渡性預金を含めた総預金が、法人流動性預金残高の減少を主因に前年度末比79億円減少し4860億円となり、貸出金もコロナ関連融資の返済進捗等による事業性貸出残高の減少などから86億円減少して4245億円となった。このため貸出利息の減少等により経常収益はマイナスとなった。経常費用は与信関係費用の減少などから微減となった。当期純利益は法人税の減少により18・1%増の10億2700万円だった。このほか、銀行法第14条の2の規定に基づき算出した自己資本比率は9・38%で、前年度末から0・01%の減少。
今期は経常収益が87億円(0・4%減)、経常利益が10億円(20・4%減)、当期純利益が7億円(31・8%減)を見込んでいる。