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経常収益は前期比15・7%増の1855億円 西日本FH


週刊経済2024年5月22日発行号

経常益は5・7%増の356億円

㈱西日本フィナンシャルホールディングス(以下西日本FH、福岡市博多区博多駅前1丁目、村上英之社長)の2024年3月期連結決算は、売上高にあたる経常収益が前期比15・7%増の1855億9500万円、経常利益が5・7%増の356億900万円と増収増益となった。
経常収益は資金運用収益、その他経常収益の増加などで251億4700万円増加。経常費用は資金調達費用、その他業務費用の増加などで232億1400万円増加した結果、経常利益は19億3200万円増加した。一方、当期純利益は、特別利益の減少などで前期比9・5%(24億8700万円)減の235億7600万円となった。なお、前の期のその他経常収益には、2022年10月に㈱九州リースサービスを持分法適用関連会社化したことに伴い発生した、負ののれん相当額76億3700万円を含むほか、前の期の特別利益には、同月に㈱シティアスコムを連結子会社化したことに伴い発生した、負ののれん発生益5億6400万円、段階取得に係る差益2億7200万円を含んでいる。
セグメント別では西日本シティ銀行、長崎銀行で構成する銀行業は経常収益が前期比18・7%増の1623億100万円、セグメント利益が36・2%増の282億8500万円。その他は経常収益が1・1%減の389億8100万円、セグメント利益が27・7%減の155億7600万円だった。
今期は経常利益が前期比15・1%増の410億円、当期純利益が14・5%増の270億円を予想している。