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経常収益が22・7%増の185億7148万円 福岡ひびき信用金庫
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週刊経済2024年8月7日発行号
経常益は17・5%減
福岡ひびき信用金庫(北九州市八幡東区尾倉2丁目、井倉眞理事長)の2024年3月期決算は、経常収益が前期22・7%増の185億7148万円、経常利益が17・5%減の18億1545万円で増収減益だった。当期純利益は38・5%減の12億7375万円。
資金運用収益が前期から33億6500万円増加したことなどが要因で増収。利益面では、人件費や物件費の増加や、株式等売却損が増えたことなどで減益になった。
また、3月期末時点での預金残高は、100周年キャンペーン定期預金が好調で前期比344億円増の8183億円。貸出金残高は事業性融資が70億円増えたほか、個人向け融資も100周年記念ローンキャンペーンで伸長し、同比113億円増の4199億円。単体自己資本比率は前年同期比0・8ポイント悪化の10・69%だった。同金庫では「全国の同規模金庫と比較すると高コスト体質なので、中長期的に安定した収益源を確保するべく収益構造を再構築したい」と話している。