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経常利益は45%減の15億4500万円 筑邦銀行


不良債権など費用かさむ

株式会社筑邦銀行(久留米市諏訪野町、佐藤清一郎頭取)の17年3月期連結決算は、売上高に相当する経常収益が前年比3・1%減の179億3400万円、経常利益が同45・9%減の15億4500万円で、減収減益となった。

日銀のマイナス金利などの影響で貸出金利息が減少したことに加えて、割賦収入が減ったことで減収。営業経費や不良債権の処理費用が増加したことで利益を圧迫、減益となった。当期純利益は47・8%減の9億8600万円。売り上げの大半を占める銀行ベースでは、経常利益が50%減の12億7400万円と減益だった。同行では「日銀がマイナス金利政策を導入した影響が、今期は顕著に出てくる。一昨年にスタートした新中期経営計画にもと、地方創生に取り組みたい」と話している。

今期の経常収益は前年比4・8%減の170億7000万円、経常利益は同25・6%減の11億5000万円、当期純利益は32・0%減の6億7000万円の減収減益を見込んでいる。

2017年6月6日発行