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経常利益は25%増の56億3000万円 小野建


売上高は7%減の1763億6000万円

鋼材商社の小野建株式会社(北九州市小倉北区西港町、小野建社長)の2017年3月期連結決算は、売上高が前期比7%減の1763億6000万円、経常利益が同25・4%増の56億3000万円で減収増益だった。

鋼材市況が下落する中、九州・中国エリアの販売数量が増加し売上高は前年同期比0・7%増となった一方、関西・中京エリアでは販売数量が減少し売上高は同16・9%減、関東・東北エリアも同様に同14・5%減となり減収となった。一方で利益面は下期から鋼材価格が上昇基調となる中、在庫販売による含み益で利益率が上昇し増益を後押しした。また、関東・東北エリアの不良債権の減少や設備投資に係る一過性の費用が減少したことも寄与した。

今期は販売エリア拡大とシェア向上に取り組み、売上高は1936億8000万円(前期比9・7%増)、経常利益は59億600万円(同4・7%増)と増収増益を見込む。

2017年5月30日発行