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経常利益は28・7%増で期間過去最高 イフジ産業9月中間決算


売上高は65億円で減収

粕屋郡粕屋町戸原東2丁目の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱(藤井宗徳社長)の9月中間連結決算は、売上高が前期比3・2%減の65億6400万円、経常利益が同28・7%増の4億6100万円となった。
営業利益は同29・4%増の4億5000万円。純利益は同24・6%増の3億1000万円だった。主力の鶏卵関連事業では、販売数量が前年同期比で2・8%増となり、中間期としては過去最高をマーク。ただ、鶏卵相場が前年同期比で約5・9%(約10円)低下したため、連動する販売単価も低下。液卵売上高は同3・2%減の55億9200万円となった。加工品売上高はゆで卵や仕入販売の増加などで、同9・8%増の2億4900万円。その他の売上高が同0・4%増の1憶8600万円。鶏卵関連事業全体の売上高は同2・6%減の60億2900万円となった。セグメント利益は、販売数量の増加や鶏卵相場の低下に伴う原料仕入単価の低下、製造コストの削減などで、同34・7%増の4億3800万円と2ケタ台の伸びとなった。
子会社の日本化工食品㈱の調味料関連事業では、既存商品の販売減少やスナック向け商品の採用が少なかったことなどで、売上高は同8・8%減の5億4800万円。セグメント利益は、主に売上高の減少で、同73・9%減の300万円となった。
通期売上高は同0・7%減の136億1700万円、経常利益は同1・4%増の8億4000万円を見込んでいる。

2019年11月12日発行