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経常利益は約2・1倍の13億8300万円 西部電気工業


工事高は2%減の504・3億円

情報通信設備工事業の西部電気工業株式会社(福岡市博多区博多駅東3丁目、宮川一巳社長)の2017年3月期決算は、売上高となる完成工事高が情報通信工事業の前期繰越工事や社会インフラ関連工事が減少したことにより、前期比2・0%減の504億3800万円だった。一方、損益面では工事原価率の改善などで経常利益は同約2・1倍の13億8300万円、当期純利益は同約3・1倍の8億300万円。

主力の情報通信工事業では通信設備の健全化工事、台風・豪雨災害の復旧工事などの受注は増加したが、需要変動で光開通工事、社会インフラ整備工事などの完成工事高が減少し、受注高は同2・8%増の394億1600万円、完成工事高は同4・0%減の372億9500万円。ソリューション事業では、熊本地震などにより上期の受注は遅れたものの受注高は同0・8%増の63億3700万円。完成工事高は同4・4%減の59億9700万円だった。

今期は、情報通信分野において様々な業界・業態でICT利活用が拡大することや新技術の展開を期待する一方、事業者間のサービス競争が加速することなどを見込み、完成工事高は前期比1・1%増の510億円、経常利益は同6・1%減の13億円、当期純利益は同12・8%減の7億円を予想している。

2017年6月27日発行