経常利益が２・５倍の２５億４８４４万円　福岡ひびき信用金庫

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週刊経済2021年8月10日発行

経常収益も１７・８％増で増収増益

福岡ひびき信用金庫（北九州市八幡東区尾倉２丁目、井倉眞理事長）の２０２１年３月期決算は、経常収益が前期比１７・８％増の１８４億７３万円、経常利益が約２・５倍の２５億４８４４万円だった。当期純利益は約１・７倍の１３億４１７０万円。
株式等売却益が前期比３１億１１００万円増えて、増益。利益面では株式等売却損が２１億９千万円減少したほか、物件費も１億９００万円減ったことなどが増益につながった。期末の預金残高は、新型コロナウイルス感染症対策資金や各種助成金などの歩留まり分が影響し、前期比６１２億円増の７５６０億円。貸出金残高は、新規取引先の拡大による事業性融資の増加などで、３８９億円増の３９１６億円、自己資本比率は０・２８ポイント上昇の１１・５８％だった。
２２年３月期は経費削減と業務効率化を進め、経常収益、経常利益ともに前期並みを予想している。