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経常は58%増の18億6300万円 ヤマウホールディングス3月期
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週刊経済2021年5月25日発行
売上高は267億円
九州首位のコンクリート製品メーカー㈱ヤマウを中核会社に持つヤマウホールディングス㈱(福岡市中央区舞鶴3丁目、有田徹也社長)の2021年3月期決算は売上高が前期比15・7%増の267億1100万円、経常利益は58・8%増の18億6300万円だった。
売り上げ面では昨年に橋梁、高架道路用伸縮装置メーカーの中外道路㈱(兵庫県芦屋市)を子会社化したこと、利益面では中外道路の高架道路用伸縮装置製造販売や設置事業、グループの開成工業㈱が手掛ける水門・堰製造施工事業分野で好採算製品の出荷、施工があったことに加え、グループ全体で取り組んでいるコスト削減や生産性向上などが奏功した。営業利益は64・1%増の18億7400万円、当期純利益は69・7%増の12億4300万円だった。 今期の売上高は32・6%減の180億円、経常利益は27・7%減の13億5千万円を見込んでいる。新収益認識会計基準の適用による予想値。
新中期経営計画スタート また同社は、23年度までの3カ年の中期経営計画Ⅵを策定。「『次のステージ』へ グループの総力を結集して ~FOR THE NEXT~」を3カ年の基本方針に据え、環境整備、人材成長加速、収益基盤の確立、グループシナジー発揮に向けた連携推進を中心に取り組む。最終年度の売上高は190億円、営業利益は15億円を目指す。有田社長は「グループ各社の強みの発揮とシナジー強化、それを下支えする環境整備と人材育成に力点を置き基盤強化を図る。グループ各社が事業に専念できる環境を整え、人材・技術などの経営資源の横断的活用を推進する」としている。