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経営資源を集中し情報システムに特化した新会社を発足 ニシム電子と九電情報サービス 本社は十八銀行ビルに
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九州電力のグループ企業で、通信・システム開発管理のニシム電子工業株式会社(同市博多区美野島一丁目、大園繁治社長)のビジネスソリューション事業部と、システム開発管理の九電情報サービス株式会社(福岡市中央区渡辺通二丁目、五嶋皓洋社長)は四月一日付で統合し、情報システムに特化した新会社を発足した。
九電グループが進める競争力強化、事業効率化の一環で、情報系企業の両社の経営資源を集中して事業領域を特化する。社名は「九電ビジネスソリューション株式会社」で、資本金は一億円。社長には五嶋社長が就任した。また統合に伴い、本社を電気ビル第二別館から移転し、同市中央区渡辺通二丁目の十八銀行ビルに設置。従業員はニシム電子から約二百五十人が異動し、六百二十五人となった。初年度の売上高は百八十億円を見込んでいる。
ニシム電子工業は一九六三年十一月設立で、資本金三億円。従業員は 八百九十人で、〇三年三月期売上高は二百五十億円。経常損失十二億九千万円。
九電情報サービスは一九八七年七月設立。九州電力の電算部門から分離して設立された。資本金一億円で、従業員は三百七十一人。〇三年三月期売上高は四十七億円で、経常利益は四千二百万円。
新会社の役員は次の通り。
▼社長 五嶋皓洋▼代表取締役専務 矢加部秀雄▼常務 開発本部長櫻井隆▼取締役 経営管理本部長竹村正章、営業本部長田中敦、石井拓(非常勤)▼監査役 橋詰博(同)
ニシム電子は組織改変で通信・制御システムに特化
また、今回の統合に伴い、ニシム電子では通信・制御システム会社として組織を改変し、五つの本部を新設して本部制を導入した。
新設した本部は、サービス推進本部、営業統括本部、エンジニアリング本部、システム技術本部、保守サポート本部の五本部。通信・制御に関する企画・コンサルから設計・工事・運用・保守に至るサービスを提 供する体制を整えた。新体制では経営企画室、業務管理室をあわせた五本部二室制となった。
同社の役員は次の通り。
▼社長 大園繁治▼代表取締役常務 光安正年▼取締役 北村征夫、水上開、有田義典(新任)、鎌田迪貞(非常勤)▼監査役 奥井洋輝(同)
2004.4.27 発行 週刊経済より