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経営者賞に河原・力の源HD会長ら3氏  経営者顕彰財団    4月27日に表彰式


 公益財団法人経営者顕彰財団(福岡市博多区博多駅前3丁目、理事長・久保田勇夫株式会社西日本シティ銀行会長)は、2016年度(第44回)の「経営者賞」にラーメン店「博多一風堂」などを展開する株式会社力の源ホールディングス(福岡市中央区)の河原成美(しげみ)代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)と、長期熟成麦焼酎「百年の孤独」で知られる焼酎メーカー、株式会社黒木本店(宮崎県児湯郡高鍋町)の黒木敏之社長、業務用美容資材などの商社、株式会社ダリア(福岡市博多区)の高木不二男会長の3氏に決定、4月27日にグランド・ハイアット福岡で表彰式を開催する。
 同賞は九州・山口において産業の開発、経済・文化の発展に寄与する中小企業や、その経営、技術に関する貢献者を毎年表彰。今回は推薦を受けた25人の候補者の中から3氏が選ばれた。各受賞者の主な表彰理由は次の通り。
 河原氏は1952(昭和27)年12月18日生まれの64歳。力の源HDは1985年10月創業、86年10月設立。資本金9億2320万円。従業員1965人(社員523人、パート1442人)。福岡のラーメン界のリーディングカンパニーとして、確固たる経営理念のもと 5年間で店舗、売上高ともに倍増して躍進し、東証マザーズに上場を果たした。日本にとどまらず、ラーメンという文化を世界に広める先導役となって世界展開。農業法人を設立し、農業体験やチャイルドキッチン事業など企業市民として広く地域貢献活動に積極的なことも評価した。
 黒木氏は1953(昭和28)年10月11日生まれの63歳。黒木本店は1885年創業、1949年設立。資本金2000万円。従業員53人。創業以来、地域の中核企業として焼酎製造業を継続。手間を惜しまず、心を込めた商品作りで、「長く感動を生み続ける企業を目指す」というしっかりとした経営哲学を堅持。数々のヒット商品を世に出すブランド開発能力を確立し、海外でも通用する商品開発を続けている。また、地域との共生を常に考え、地域の美化活動など地域貢献にも積極的に参加していることも評価した。
 高木氏は1943(昭和18)年11月13日生まれの73歳。ダリアは1946年4月創業、67年10月設立。資本金7500万円。従業員422人。創業以来、「誠実」を経営理念とし、美容室経営者向けに業務用美容資材の卸売とコンサルティング事業で美容の総合卸売商社として毎期売り上げ増を達成、確固たる地位を築いてきた。取引先美容師の技術向上のため、独自の研修プログラム、イベントを開催・提供し、業界の発展に取り組んでいる。また、若手美容室経営者のための営業支援から経営サポートまであらゆる支援を行い、数多くの成功店、有力経営者を育ててきたことを評価した。