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経営効率化と機動性向上図り持株会社を設立 スターフューチャーズ証券 12月1日に


 商品先物・外国為替・証券取引のスターフューチャーズ証券株式会社(福岡市博多区博多駅前一丁目、川崎芳徳社長)は六月二十五日に開いた取締役会で、十二月一日に持株会社を設立し、グループで持株会社体制に移行することを決めた。
 持株会社制への移行は、経営効率化と顧客への金融サービスを機動的に提供するのが目的。十二月一日付で株式を移転し、持株会社のスターホールディングスを設立、スターフューチャーズ証券と、子会社のスターアセットを子会社化する。また、十二月までに投資顧問業のスターディーリングを設立し、これも十二月一日に子会社化する。
 スターホールディングスはスターフューチャーズ証券と同所に本社を置き、資本金は二十五億円、決算期は三月末とする。役員候補者は次の通り。
 ▼代表取締役会長 吉田信明(スターフューチャーズ証券代表取締役会長)▼社長 川崎芳徳(スターフューチャーズ証券社長)▼取締役 佐藤不三夫(スターフューチャーズ証券常務兼スターアセット社長) 寿山八仁(証券常務) 磯田義明(スターアセット常務)▼監査役 原口隆羨(スターフューチャーズ証券法務部長) 林和雄(スターフューチャーズ証券監査役) 福田孝一(スターフューチャーズ証券監査役)

年内めどに大都市圏に支店開設

 同社は年内をめどに、名古屋など大都市圏に支店を開設する。
 今期から同社は、拠点化を図り店舗の統合・再編を進めているが、一方で営業強化のためこれまで未出店の大市場へ出店する計画。現在のところ場所は決定していないが、名古屋などが有力という。同社の川崎社長は「市場調査を進めながら、できれば九月までに出店したい」と話している。
 同社は今年四月十六日付で長崎・岡山の両支店を閉鎖し、それぞれ福岡本店と大阪支店に統合した。現在は東京(二店舗)、大阪、福岡、鹿児島の五店舗体制。
 同社は一九七〇年設立、資本金は二十億二十七万円、営業収益は四十八億六千六百万円(〇四年三月期) 。

2004.7.6 発行 週刊経済より