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組合数は0・6%減、組合員数は0・2%増  19年県労働組合基礎調査


推定組織率は17・3%

県労働政策課がまとめた2019年県労働組合基礎調査によると、県内の労働組合数は前年比0・6%減の1775組合で、11組合減った。
1996年以来減少が続いていた組合数は2018年に22年ぶりに1組合増えたが、再び減少となった。組合員数は前年比0・2%増の31万7370人で695人増え、3年連続で増えている。 組合員数を雇用者数で割った推定組織率は17・3%で、前年を0・1ポイント上回った。
産業別の組合数では、卸売・小売業が346組合で最も多く、全体の19・5%を占めている。次いで製造業が321組合、運輸業・郵便業が269組合。一方、組合員数では、製造業が7万5822人で最も多く、全体の23・9%を占めている。次いで、卸・小売業が5万1325人、運輸・郵便業が3万2582人で続いている。民間企業の規模別では、5千人以上が全体の41・6%を占め、千人以上5千人未満が26・8%。千人以上の企業で全体の7割近くを占めている。主要団体別では、連合福岡が21万1690人で66・7%を占め、福岡県労連が3万1482人で9・9%。地域別では、福岡地区が17万8676人で56・3%を占め、北九州地区が7万4459人で23・5%、筑後地区が3万8017人で12%、筑豊地区が2万6218人で8・2%の順。
また、企業内組合のパートタイム労働者数は1・1%増の2万5148人で、全労働組合員数に占める割合は前年と変わらず7・9%だった。なお、同調査は毎年6月末に厚生労働省が各都道府県を通じて実施する労働組合基礎調査の結果をもとに、同課がまとめたもの。

2020年6月30日発行