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終活サポートアプリのベータ版を提供開始 QLテクノロジーズ


週刊経済2021年6月15日発行

年内に1万人登録目指す

アプリ企画・配信などのQLテクノロジーズ㈱(福岡市中央区薬院4丁目、堤悦朗社長)は6月1日、終活サポートアプリのベータ版を提供開始した。
名称は「SHUZO(シュウゾウ)くん」。キャラクターの「SHUZOくん」の質問に答えながら情報を入力し、法律や税金などの解説も受けられる。また、内容は登録者本人が希望する情報に関して家族とシェアできるほか、アプリ内で弁護士や司法書士、税理士などの士業や不動産、保険会社など終活に関する専門家を簡単に探せる点などが特徴。今年中に1万人の登録と正式リリースを目指している。堤社長は「遺言書・エンディングノートを残している人はまだ10%未満。手軽に終活できるツールとしてまずは認知度を高めていきたい」と話している。
同社は、堤&パートナーズ法律事務所代表弁護士の堤悦朗氏が、手軽なアプリを使って遺言書やエンディングノートの普及を促進しスムーズな相続をサポートするため、司法書士や会社経営者とともに2019年6月に設立。資本金は200万円。堤社長は福岡市城南区出身。1977年9月5日生まれの43歳。上智大学外国語学部卒。2009年弁護士登録。大手法律事務所パートナーを経て18年に独立開業。19年MBA(九州大学)。リーガルテックについて執筆した論文が最優秀賞を受賞している。