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細菌の自動分析装置で特許を取得 太平環境科学センター 外部販売への弾みに
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水質、土壌などの分析、測定業務を手掛ける株式会社太平環境科学センター(福岡市博多区金の隈2丁目、坂本雅俊社長)は3月14日、2012年秋開発の分析装置で特許(第5495453号)を取得した。
取得したのは、分析業務の自動・省力化を目的に開発した「自動一般細菌・大腸菌分析装置」。検体の仕込みからインキュベーター(恒温培養器)搬入までの自動化を実現したのに加え、コンパクトでありながら正確、かつ高効率な分析システムを構築している点が範囲の対象となった。同社ではこれを機に、分析装置を自社での利活用にとどまらず、公設試や自治体の研究機関、同業他社などへの外部販売も本格化させ、新たな収益基盤の創出につなげる。
坂本社長は「サンプルの種類や内容に応じたカスタマイズも可能。分析屋が作った高い信ぴょう性も評価され、多方面から装置に関する問い合わせが増えている。今後の新ビジネスへの弾みにしたい」と話している。
同社は1973年7月設立、資本金は4000万円、13年6月期売上高は5億1525万円、従業員数は65人。坂本社長は久留米市出身、1957年8月30日生まれの56歳、久留米工業高等専門学校卒、趣味は山登り、読書。