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紙パウダー配合の手提げ袋「パルピース」開発 モロフジ


週刊経済2021年7月20日発行

プラスチック使用料削減

包装資材メーカーの㈱モロフジ(筑紫野市武蔵3丁目、諸藤俊郎社長)はこのほど新商品の手提げ袋を開発し、販売を開始している。  開発したのは、紙を粉のように細かくした紙パウダーを入れた手提げ袋。商品名は「PULPEACE(パルピース)」。従来の「ポリ袋」が、石油由来ポリエチレン(以下PE)100%、「バイオマスプラ25%ポリ袋」が石油由来PE75%と植物由来PE25%を使用するのに対し、開発した新商品のパルピースは石油由来PE75%に、植物由来PE5%と、紙・パルプを約20%入れ、プラスチックの機能を担保しつつ使用料を削減したもの。バイオマスマーク取得済み。和紙のような質感で、ポリ袋と紙袋の機能をバランスよく取り入れた商品。
同社では「環境に配慮した手提げ袋の使用は、企業が取り組むSDGsにも寄与する。一般的に流通しているものとの質感の違いがわかりやすいので、多くの企業に今回開発した新商品をご活用いただきたい」と話している。