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紙おむつのリサイクル事業を構想 エヴァ
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週刊経済2023年5月2日、9日合併号
来年4月の機械導入目指す
福祉用品のレンタルや販売業の㈱エヴァ(福岡市東区多の津4丁目、川原司社長)は紙おむつのリサイクル事業を構想している。
燃料コストがかかり、二酸化炭素の排出量も増えることが問題視されている使用済み紙おむつの処理問題解決を目的とするもの。同社は、(一社)NIPPON 紙おむつリサイクル推進協会に加盟しており、九州支部の中心として活動していたことが構想のきっかけ。昨年12月から準備を始めていたところ、具体的な計画案が事業再構築補助金のグリーン成長枠に採択された。使用済み紙おむつをバイオマスプラスチックに原料化する粉砕・摩擦処理場をメンテナンスセンター(佐賀県伊万里市南波多町)内に新設する計画で、まずは来年4月をめどに機械導入を目指す。
川原社長は「紙おむつの処理問題に悩み、自社での処理を検討している企業や施設とタッグを組み、持続可能な社会を作っていきたい」と話している。
エヴァは1999年5月設立。資本金1千万円。従業員63人。2023年3月期の売上高は7億円を見込んでいる。