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約8億円かけ南区野間に初の特別養護老人ホーム 来福


来年4月1日オープン予定

障がいのある子どもたちを対象とした放課後や長期休暇中におけるデイサービス「ライフクラブ」を運営する社会福祉法人来福(福岡市南区玉川町1丁目、丸山貴裕理事長)は7月、総事業費7億7000万円かけ同区野間3丁目に初の特別養護老人ホーム「グッドライフ野間」を着工する。来年3月末に完成し、4月1日オープン予定。

政府が2015年11月に掲げた「介護離職ゼロ」対策を背景に、社会福祉法人が国有地で特養を新設する際、当初10年間の賃料が最大半額になる制度を活用し、周辺に施設が少ない同所に建設するもの。場所は野間4丁目交差点北東側。敷地面積1215平方mのうち建築面積は757平方m。建物はRC造5階建てで延べ床面積が2779平方m。1階が事務室、厨房、特浴、医務室、相談室。2階が小規模多機能型居宅介護9室。3階が短期入所生活介護11室、特別養護老人ホーム9室。4階が特別養護老人ホーム20室。5階が地域交流室、保育プレイガーデン、コミュニティガーデン。駐車スペースは21台分。入所定員は49人。スタッフは事務10人、介護40人の計50人を想定している。丸山理事長は「近隣にお住まいの方でも気軽に足を運んでいただける地域密着型の施設にしたい」と話している。

同法人は2015年8月設立と同時にライフクラブを開設。従業員8人。

2017年6月6日発行