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約6億円かけ遠賀郡水巻町に看護専門学校建設  福岡保健学院    定員80人、来春開校


 学校法人福岡保健学院福岡看護専門学校(福岡市東区和白丘2丁目、蒲池真澄理事長)は、総工費約6億円かけ遠賀郡水巻町に「学校法人福岡保健学院福岡看護専門学校水巻校」を建設している。9月下旬に完成し、来年4月1日開校する。
 医療法の改正で看護師の需要が高まっていることや2010年からは福岡県内でも看護師の不足が予想されることから設立するもの。福岡県内の看護専門学校の新設は14年ぶり。場所は国道3号福岡新水巻病院隣。敷地面積約5,345平方m、延べ床面積約4,246平方m、建物面積1,056平方mの鉄骨4階建て。フロア構成は1階が学生サロン・教員室・講師室、2階が教室・実習室・教材室、3階が教室・実習室、在宅実習室、4階が情報処理室・図書室・講堂兼視聴覚室となっている。3年課程(全日制)で、定員は80人。実習先として関連施設の福岡新水巻病院が受け入れる。校長には福岡新水巻病院の周産期センター(未熟児や異常出産などの高度医療産婦人科)の白川喜継センター長(48歳)が就任する。
 蒲池理事長は「医療においては高学歴を求める傾向にあり、看護専門学校から看護大学へと移行している。福岡県内でも20校以上あった看護専門学校が30年間で7、8校にまで減少している。しかし、ここ福岡和白病院では看護師369人のうち353人が専門学校出身。水巻校開校で知性に富んだ将来の看護師を養成していきたい」と話している。
 福岡看護専門学校は1990年3月設立、第1科(全日制・3年課程)、第2科(夜間定時制・2年課程)、第3科(通信制・2年課程)を有する。1998年以来就職率100%を維持している。
 蒲池理事長は八女郡黒木町出身、1940年4月14日生まれの67歳、九州大学医学部卒、趣味は水泳・ハイキング・テニス・ゴルフ。医療法人財団池友会福岡和白病院院長、小文字病院会長、福岡新水巻病院会長、新行橋病院会長、学校法人保健学院(福岡看護専門学校、小倉リハビリテーション学院、下関リハビリテーション学院、八千代リハビリテーション学院、福岡和白リハビリテーション学院)理事長を兼任している。