NEWS

約40億円かけ大牟田工場の生産能力を3倍に増強 東京のデンカ


20年下期稼働予定

総合化学メーカーのデンカ㈱(東京都中央区、山本学社長)は、大牟田工場(大牟田市新開町)で生産しているセラミックス基板の生産能力を約3倍に引き上げる。投資額は約40億円、稼働予定は2020年下期。
同工場の敷地面積は62万2000㎡。投資内容は建屋新設、焼成炉、加工機など。窒化珪素セラミックス基板の前工程に最先端の自動化プロセスを導入することで、18年度比約3倍の生産体制を構築する。同社は「近年、環境対応車向けモーター駆動用パワーモジュールに使用される絶縁放熱部品として、高機能窒化珪素セラミックス基板の需要が拡大していることから今回の増強を決めた」と話している。
同社は1915年5月設立。資本金369億9800万円。従業員5944人(連結)。2018年3月期連結売上高は3956億2900万円。

2019年2月5日発行