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約4億3千万円かけ国際貨物上屋を増設 北九州エアターミナル


週刊経済2021年8月3日発行

22年7月頃の完成予定

北九州空港のターミナルビルを運営する北九州エアターミナル㈱(北九州市小倉南区空港北町、西田幸雄社長)は、約4億3200万円をかけ、国際貨物上屋を増設する。年明けにも着工、来年7月頃の完成を目指す。
高まる航空貨物需要を背景に、受け皿となる国際貨物上屋の機能を強化することで、定期便のさらなる増便や新規路線の誘致につなげることが狙い。すでに運用中の国際貨物上屋西側隣接地(敷地面積・約5300㎡)で行われる増設工事では、雨水による貨物への水濡れ防止や蔵置スペースとして活用できる庇長(庇長)を設けた鉄骨造り平屋建ての貨物上屋約1100㎡~1300㎡)をメインにトラックヤード、事務所などを整備する。また、増設に伴い、トラックの搬出入の効率化を目的にトラック待機場(14台収容)も整備する。今回の増設により、同空港における国際貨物上屋の規模は従来比約2倍に拡張する。
同社では「貨物の需要に応じ、柔軟で効率的な運用ができるようになることで、定期便の増設や新規路線の誘致につなげていきたい」としている。