NEWS

約12億円で千葉県柏市の介護施設を流動化 さわやか倶楽部


セール&リースバック取引推進で

東証1部の㈱ウチヤマホールディングス連結子会社で介護福祉事業の㈱さわやか倶楽部(北九州市小倉北区熊本2丁目、内山文治社長)は12月19日、約12億円で千葉県柏市南逆井2丁目の介護付有料老人ホーム「さわやか柏館」の土地・建物を流動化した。

設備投資負担を軽減するための運営施設のセールアンドリースバック取引を進める一環。三井住友信託銀行に土地、建物などの固定資産を信託し、信託受益権を取得した後、約12億円で投資ファンドのイシカリ合同会社(東京都港区虎ノ門5丁目/代表社員 イシカリ一般社団法人、福永隆明職務執行者)に信託受益権を売却譲渡した。さわやか倶楽部は2037年12月まで20年間の建物賃貸借契約を結び、引き続き運営する。

譲渡した「さわやか柏館」は2016年3月設立で、定員100人の介護付有料老人ホーム。敷地面積3766㎡、3階建ての延べ床面積3719㎡。同社では「早期回収による財務体質強化、新規投資資金の調達枠を確保して、事業展開のスピードアップを図りたい」と話している。

2018年1月10日発行