NEWS

約110億円かけ若松区響町に畜産用配合飼料工場 横浜のフィード・ワン


来秋着工、20年4月完成予定

配合飼料の製造、販売などのフィード・ワン㈱(横浜市神奈川区、山内孝史社長)は、約110億円かけ北九州市若松区響町1丁目に畜産用配合飼料専用の新工場を建設する。来年9月に着工し、2020年4月に完成予定。

今年3月に完成した水産用配合飼料専用工場である北九州工場の隣接地に新たに建設する。両工場の原料調達などを協働することで競争力の強化を図る狙い。名称は「北九州畜産工場(仮称)」。敷地面積は、3万1424㎡で、新工場の規模については「工場面積約9000㎡を想定しており、詳細については今後詰める」(同社広報部)という。牛やブタ、ニワトリを主要とした畜産用配合飼料を生産し、年間の製造能力は約40万トンを予定している。従業員は約40人を配置する計画で、地元での新規採用の可能性もあるという。同社では「今回の新工場建設で、さらなる飼料の販売数量拡大に繋げていきたい」と話している。

同社の前身であるフィード・ワンホールディングス㈱は、2014年10月に協同飼料㈱と日本配合飼料㈱が共同株式移転方式で持ち株会社として設立。15年10月に事業会社の協同飼料と日本配合飼料を吸収合併し、事業会社化するとともに現社名に変更した。資本金は100億円。17年3月期の売上高は2079億円。従業員数は890人。事業内容は、配合飼料の製造・販売、畜水産物の仕入れ・販売・生産・加工など。現在、全国で14工場を稼働している。

2017年11月28日発行