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約1億円かけ糟屋郡新宮町の工場を改修 ベストサプライ
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稼働予定は来年3月
水産物加工販売の㈱ベストサプライ(福岡市中央区長浜3丁目、鐘ヶ江昌平社長)は、第2新宮工場(糟屋郡新宮町下府)の内装設備を改修している。総工費は1億円で稼働は3月を予定。
来春から、さしみや寿司ネタなどの生食用の冷凍加工販売を始めるため増強を図るもの。場所は新宮Dサーフィンポイント北東側。敷地面積4942㎡。
鉄骨造平屋建て一部2階で、延べ床面積300㎡。加工場、凍結場、冷蔵庫、見学通路で構成する。スタッフ数は未定。完成予定は12月中旬で3月めどの稼働を計画している。作業工程の中で、人が介在することなく加工品の受け渡しが可能なパススルー冷蔵庫を新たに取り入れた。パッキングの工程で解凍時のドリップ流出を最小限に抑えるアルコール使用の液体式冷凍機を導入。工程ごとに部屋を区別した構造とし、物理的清潔区を確保する。加工場はオゾン水を使用し殺菌する。
鐘ヶ江社長は「HACCPに沿って加熱食用よりも、より一層高度な衛生基準に対応していく。また、冷凍食品工場としての許可取得を目指す」と話している。
鐘ヶ江社長は福岡市中央区出身。1958年9月28日生まれの62歳。九州大学農学部卒。趣味はNゲージ、ゴルフ。
同社は1990年11月設立。資本金5千万円。従業員28人。パート70人。2020年1月期売上高は65億円。
2020年11月24日発行