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糸島市のあまおういちご専門カフェを移転 TANNAL


週刊経済2022年5月3日・10日発行合併号

店舗面積が2倍に

農業生産、加工販売事業の㈱TANNAL(糸島市志摩吉田、磯本浩英社長)は4月15日、直営カフェ「いちごや cafe TANNAL」(同市志摩井田原)を本社そばに移転した。
これは、旧店舗が手狭になったため移転したもので、場所は県道85号福岡志摩線沿い、昭和バス「吉田」バス停近く。店舗面積は従来の約2倍に、座席数は23席から48席になった。加えて、子ども向けの絵本や玩具を置いた座敷スペースやペット同伴可能なテラス席を充実した。営業時間は午前11時〜午後7時。メニューは、自家栽培の新鮮なあまおういちごを使用したスイーツやドリンクなど。主力商品の「タンナルあまおうパフェ」(税込1890円)のほかに「いちご紅茶」や「いちごのチキンカレー」など、ここまでいちごに特化したカフェは県内で珍しく、2021年には福岡市中央区天神2丁目の「福岡パルコ」内に2号店をオープンした。
また、新店舗は同社が運営する「磯本農園」の近くで、カフェの隣のスペースに農園で生産した果物を自社内で冷凍加工するための工房も新たに整えている。このほか、旧店舗のスペースを活用し、別の屋号で夏の利用客向けにマンゴーやメロンを使用したジェラートなどを販売する店舗も構想しているという。
磯本社長は「福岡を訪れた観光客だけでなく近所の方々も並ばず気軽に入れるように、店内を広くリニューアルした。新鮮ないちごを提供できるのは冬から春と時期が限定されるため、熊本から仕入れた夏いちごを使ったメニューも現在試作している」と話している。