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糸島市に4千坪の複合型リゾート開業 Wiリゾート
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週刊経済2021年4月27日発行
さらに4千坪のキャンプ場開設へ
不動産開発の㈱Wiリゾート(福岡市中央区天神、渡邊将太社長)は3月31日、糸島市志摩桜井に糸島最大級の統合型リゾート施設、「LASPARK RESORT」(ラズパークリゾート)をグランドオープンした。
約4千坪の敷地にグランピングが楽しめるドームテントや自身のキャンプが設営できるウッドデッキ、バーベキュー場やカフェなどを設置し、自然とリゾートを融合させた独自色溢れる施設を整備した。昨年のコロナ禍以降は、あらゆるレジャーが打撃を受ける苦境に直面したが、それでもキャンプをはじめとするアウトドア市場は堅調だったことから、施設の開業を決断。約1カ月のプレオープン期間を経て、本格開業に踏み切った。
施設の概要を見ると、グランピングエリアにはセミダブルベッド3台が入る直径6mのドームテントを設置。テントは海側が広い窓のようになっており、サンセットや星空等の景色を楽しむことができる。宿泊料金は1棟5万5千円から(最大6人)。ドームテントは現在2棟が稼働中だが、テントは6月までに4棟を追加し、6棟体制となる予定。また、1日4組限定の「デッキキャンプ」エリアでは、横幅6m、奥行き10mのウッドデッキが整備されており、自身のテントを持ち込んでのキャンプが楽しめる。BBQエリアには、カラフルなソファーやハンモックなど、3タイプのデザインで設備が整えられており、収容人数は最大500人規模。ただ、現在は感染対策の観点から、必ず隣席との間に1区画分のスペースを空けるように配慮している。さらに、施設のフロントも兼ねる「LAS cafe」では、糸島の野菜などを使った地産地消のメニューを提供しているという。
運営を担当する牧慧斗さんは、「グランピングエリアでは6月まで週末の予約はいっぱい。ファミリー世代やカップルの方々の利用が特に多い」と話し、好調な滑り出しを切っている。これを弾みに、テント増設の他にもさらなる設備の充実を進めていく計画。夏までには周辺のロケーションを一望できる「展望台」が完成するほか、隣地の4千坪の敷地を使った「オートキャンプ場」の開設準備も進んでいるという。「早くも『いつから予約できるのか』といった問い合わせが入り始めているので、一日も早いキャンプ場の開設を目指していく」と話している。