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糸島市に新工場建設、生産能力約5倍に  一蘭    設備投資額21億円、来年2月稼働


 天然とんこつラーメン専門店の株式会社一蘭(福岡市博多区中洲5丁目、吉冨学社長)は来年2月、麺やスープを製造する2工場(同市東区)を糸島市に拡張移転する。設備投資額は21億2000万円。
 2カ所に分かれている製造工場を集約。生産能力を現在の約5倍に相当する一日最大7万食に拡大することで、今後の全国出店に備える。新工場の立地は松隈工業団地(糸島市)内の敷地9万3971平方m。建物は鉄骨造り2階建てで、延べ床面積は5000平方m。8月に着工し、新工場完成後は現在稼働している2工場を閉鎖する。新工場の周辺は緑化を行うなどして市民に開放し、将来的には24時間営業の店舗も併設する計画。同社では「糸島は当社店舗が多く立地する福岡都市圏へのアクセスが良好で、安心安全な食材提供をモットーとしている当社にとって、魅力的な自然環境」と話している。
 同社は国内42店舗を展開し、売上高は75億円(2012年7月期)。今後は、毎年約10店を新規出店する計画。