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糸島の歴史や食に関するムック本 知っとうかいな糸島編集部


週刊経済2021年9月7日発行

初版は3千部

個人事業で書籍出版を手掛ける知っとうかいな糸島編集部(糸島市前原西1丁目、弥冨明子編集長)は8月25日、同市の歴史や風土を綴ったムック本を発売した。
弥冨編集長自身がねぎ農家の妻であり糸島の野菜の美味しさを尋ねられたことがきっかけで出版に至った。書籍名は「知っとうかいな糸島」。平原王墓から出土した国宝や埋葬されている女王について、雷山の農耕社会のしきたりや言い伝え、糸島の地形などを史実に基づきイラストと写真で説明。また地元企業のインタビューページでは各企業の名産品のルーツを交えて紹介している。弥冨編集長が撮影、イラスト、構成などを全て担当。A4版のオールカラー119ページ建てで、価格は1430円(税込)。初版は3千部で、県内の書店とオンラインショップで販売している。
同編集長は「近年はリゾート地やカフェスポットが注目されがちだが、農作物も美味しく、その根底には誇るべき歴史があることを発信していきたい」と話している。  同編集長は福岡市西区出身。1973年3月26日生まれの48歳。佐藤ビジネス専門学校卒、趣味は面白いこと探し。
同編集部は2020年5月発足。農家や観光ガイド、大学の名誉教授など4人で構成する。