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糟屋郡新宮町に大型の物流ターミナル開設 広島県のムロオ


福岡支店併設し移転

食品輸送の株式会社ムロオ(広島県呉市中央1丁目、山下俊夫社長)は4月24日、糟屋郡新宮町に物流拠点を開設した。それにともない、同町的野から福岡支店を移転した。

旧・物流拠点が手狭になったため支点機能を兼ねた施設として開設した。名称は「新宮物流ターミナル」。場所は「寺浦交差点」東側で、敷地面積6万8539平方m、2階建てで、延べ床面積は前物流拠点の3倍ある3万2813平方m。1階は冷凍庫や4800平方mほどの常温庫、業務効率化や受け入れ体制強化を図るため「自動冷凍倉庫」を同社初導入。2階は複数の倉庫や会議室などで、6月には社員食堂をオープンする。敷地内には社員寮を建設した。現在 同支店では日配の食品業界を中心に九州内300社と取引しており、食品のチルド輸送、スーパーなど小売店への配送ロット拡大に力を入れる。スタッフは130人(アルバイト、パート含む)で、今後年間80人ほど採用する。明本英志執行役員支店長は「近年依頼が増加しており、手狭だった拠点が広くなったことでより顧客のニーズに応えられるようになった。人手不足ということもあり今後は人材採用に力を入れたい」と話している。

同社は1975年7月設立。資本金4億3000万円。売上高550億円(16年5月期)。従業員5030人(非正規スタッフ含む)。

2017年5月16日発行