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精肉直売所を移転オープン  アトム    店舗2階にステーキレストラン


 食肉加工卸、食品機械製造販売、外食事業のアトム株式会社(福岡市東区松島5丁目、花田利喜社長)は11月1日、工場直売所を本社近くの松島6丁目に移転オープンした。
 場所は、多々良川沿いに同社が新築した2階建て「ANZU TERRACE」1階。工場に併設していた直売所が好評だったため拡張移転した。店舗面積は147平方m(バックヤードも含む)で、旧店舗の49平方mから拡張。従来はショーケースの精肉量り売りが中心の対面販売だったが、新店舗ではパック済みの精肉も販売している。そのほか福津市の自社農場、契約農家直送の野菜、玄海大島漁港から入荷した天然鮮魚、店内で製造する総菜などをそろえる。従業員は10人。直売所の平均客単価は約1900円。営業時間は午前10時から午後7時まで。
 また、11月7日には同じ建物の2階に飲食店「ステーキとワインの店 ANZU」をオープンした。店舗面積は283平方m。午前11時から午後2時までのランチメニューは、ローストビーフボウル(丼)やステーキボウルなど税抜き880円から1580円、客単価はディナータイムで3000円~4000円。従業員は10人。営業時間は午前10時から午後10時まで。駐車場は30台収容。   
 同社では「従来は直売所の駐車場が従業員と兼用で店内も狭かったため、お待ちいただくこともあったが、工場から独立させたことで利便性が高まった。また、拡張したことで取り扱う商品も拡大した。直売所、レストランの両方で、工場・農場直送の新鮮な食材の味を楽しんでいただきたい」と話している。
 同社は1985年10月設立。資本金は6300万円。従業員は50人。花田社長は福津市出身。1957年2月21日生まれ57歳。筑紫工業高校卒。趣味はゴルフ、釣り。