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精密機械好調で売上高3・8%増の246億円 西部電機3月期
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週刊経済2021年6月22日発行
過去2番目の売上高
搬送機械メーカーの西部電機㈱(古賀市駅東、宮地敬四郎社長)の21年3月期連結決算は、売上高は前期比3・8%増の246億4800万円、経常利益は同8・7%増の23億9700万円で増収増益だった。
2018年度に次ぐ過去2番目の売上高を記録。主力の搬送機械事業は大口物件の減少などで前期比14・2%減の92億9300万円と苦戦したが、精密機械事業で取り扱う放電加工機の中国向け輸出が好調に推移。同事業の売上高は同32・1%増の84億3900万円と躍進し、連結増収をけん引した。また、産業機械事業も同7・2%増の64億1300万円と好調だった。収益面では、グループ一丸となったコストダウンと経費節減に努め、経常増益。最終利益は同18・2%増の16億3200万円だった。
今期の業績予想は、売上高は前期比1・2%減の243億6千万円、経常利益は同7・0%減の22億3千万円で減収減益を見込んでいる。